さかむけ

アラサージャニヲタ、負け犬までのカウントダウン。

母をジャニヲタ(茶の間)にした話

アラサージャニヲタ実家暮らしの私は、毎日何らかのジャニーズ関連の番組やらDVDやら雑誌やらを家で見ている。

7年間の一人暮らしを終えて実家に帰ってからしばらくは、実家でジャニーズについて話したりすることは無かった。なんなら隠していた。しかし、

ジャニヲタだんだん隠せない問題

1年程経つと、家に会報が届いたり、コンサートに行ったり、ゆるっとバレた。
ので、そこからは堂々とジャニヲタとして生活し出した。

「仕分け∞」は家族みんなで元々見ていたし、ジャニーズの一般認知度が高いタレントについては名前も知っていた母。

初めは大人しく関ジャニ∞の番組や映像を見ていたが、しばらくすると「関ジャニ∞飽きた」「面白くない」とイヤイヤをするようになった。挙句の果てに「おっさんじゃん」と還暦のおばさんが言う。

それでも、私が録画した「ありえへん∞世界」「関ジャム完全燃焼」「関ジャニ∞クロニクル」は私より先に見ている。そして「いきなりドッジ」のの大倉を見て以来「大倉はせこい」「大倉はズルい」と大倉を貶しはじめた。貶し愛、、、ではないと思う。

母は関ジャニ∞には食指が動かなかった問題

まぁ趣味や好みの問題であるから仕方がないと思っていた矢先、「キスマイBUSAIKU!?」が放送され録画して見るようになった私。すると「面白そう〜」と言って母も一緒にみることに。そして、どうやらキスマイが気に入ったようで、毎週欠かさず見出した。

私は睡眠時間を絶対確保したいので、キスブサをリアタイすることはないが、(23時に昇格した今でもリアタイしない。起きていても何か他の事をしている。)母はリアタイしていることが多い。
ふと夜中、もしくは朝方に目を覚ますと還暦のおばさんが「やっぱりガヤはスマートね」「北山、チャラい」「玉森普通」「どーせ二階堂か宮田がビリ」「横尾は大丈夫なの?」「千賀ゴリラ」「千賀オネェなの?」「千賀やることねちっこいよ」「千賀ストーカーっぽい」とコメントしながらキスブサを見ている。
娘の大好きな千賀をdisりまくる母。ガヤは常に高評価。(顔も好きらしいので、旅行魂の時にうちわを買ってきてあげたが、「別にいらんけどね」と言いながら玄関の花瓶に挿していた。)
そして朝になると「昨日のキスブサみた?」「千賀の順位知りたい?」と話しかけてくる。

そんな母の最近のキスブサの感想は「最近面白くない」である。そして千賀へのdisは止むことはない。

「OLクラブ」放送時には、録画を毎週みてメモまでとっていた。録画している張本人はたまにまとめて見ているにも関わらず、母は毎週「すごい役に立つよ!」「知ってる?wordには〜」「知ってる?コピー機には〜」「二階堂超バカだよ!」「千賀もバカだよ!」と大体知っていることを報告してくれる。
「ミになる図書館」も母が見ている。舞祭組は出禁なので私はあまり見ていないけれど。

ただキスマイのコンサートには興味がないようで、リビングでDVDを見ていると「つまんないから他のにするか、一人で部屋行って見て」と一刀両断される。キスマイが好きなのか、単純に番組が役立つから好きなのかが怪しい所だが、キスブサは一応楽しみにしている様子。

「UTAGE!」を見ていて、頑張る千賀の姿に号泣する私の横で「二階堂の方が良かったわ〜まぁ好みの問題だろうけど」と言い放っていた。

A.B.C-Zのコンサート見たい問題

コンサートにはあまり興味のない母であったが、A.B.C-ZのDVDを見ていたら「この人達はすごいね!」と珍しく褒め出した。コンサート、舞台、ビデオクリップなど全て見せると、「キスマイよりエビだね!」だそうで、色々見てくれた。ワーホリ旅も「塚ちゃんはえらいね」「塚ちゃんはこんなにがんばってるのに何で皆もっと優しくしないの?」「なんで塚田は寝る前裸になるの?」と基本的に塚ちゃんに目がいったようだ。ただし、残念なことにA.B.C-Zグループとしては「えびちゃんズー」しか冠番組がないため、あまりA.B.C-Zに触れる機会がない。

そして塚田僚一が「バナナハイスクール」(塚田談)、及び「アウトデラックス」によってマツコと社会に見つかってからは、「アウトデラックス」も毎週母がみている。

結局一番面白いのはPLAYZONE問題

2009年からのプレゾンDVDを見ていたら、興味を持ったようで一緒に見た母。「今まであんたが見てたジャニーズの舞台では一番すごいし、面白い」「やっぱりプレゾンが楽しい」とことあるごとに、PZと比較する母。方向性が違うので単純に比較されても困るなと思いつつ、軽く流している。

そしてジュニア界隈へ足を踏みいれた問題

プレゾンのお陰でジュニアへの間口も広がったようで、母は少クラも率先して見るようになった。基本的には私が好きなジュニアから覚えていったが、母がデビュー組は勿論のことジュニアも何十人か覚えたことにいささか驚いた。

ジュニアで一番お気に入りなのがThey武道の林翔太らしく、林が画面にうつるだけで「林でてるよ」「可愛い」「顔がすごい可愛い」を連呼している。

Travis Japanの載っている女性誌を見て、「これが宮近で〜、これが森田で〜、これは仲田で〜、これが吉澤で〜、これが如恵留で〜これが梶山で〜これが阿部でしょ。あとの2人がなかなか覚えられないのよね〜」と、しめちゃんとうみんちゅさんが覚えにくかったようだ。因みにTravis Japanでは「宮近が可愛い」らしい。
少し前にTravis Japanは全員言えるようになり、今はSnow manに挑戦しているが、なかなか覚えないので多分すのに興味がないのだと思う。(シンガポール前の岩本の髪型が気に入ったようで、岩本がでる度にその話をされる。)

岩橋のことを「玄樹」と何故か下の名前で呼んだり、美勇人のことは「森田」だったり、私と全く違うので訳がわからない。

Sixtonesも元々知っているジュニアが多いのですぐ覚えた。樹を見る度に「お兄ちゃんと似てない」と言うのが口癖になっている。北斗は「ガヤっぽくて、きれい」らしい。

と、まぁとにかく一緒にジャニーズの番組を見ていてもあーだこーだ色々言うので面白い。
「ガムシャラ!」を一緒に見て、感想を言いあうことも多い。

ジャニヲタに交わればジャニヲタになるか問題

母がジャニヲタといえるレベルかは微妙だが、一般的な還暦のおばさんにしてはよくジャニーズを知っている方にはなったと思う。
現場に行くのは忙しいし、面倒だからいいらしい。

とりあえず、嫁に行く予定もないアラサー娘の気持ちわ悪い戯言を笑いながら聞いてくれる良い母であることは間違いない。